現地発信!セブ島観光アンテナ

セブ島在住の旅行会社社員2人が綴る、セブ島観光最新情報。美味しいレストランや面白い催しも取り上げています!!

セブ・マクタンの交通手段をまとめて見てみよう!

セブ島・マクタン島にホテルを取られるお客様のほぼ100%が、1度はセブとマクタンを往復する事になります。セブ市内はビーチがなく、ショッピングやカジノなどを楽しむ場所であり、マクタン島にはリゾートホテルが集中し、海関連のアクティビティーは全てこの島で行うことができます。2つの島はどうやって往復すればよいのでしょうか。

セブ島とマクタン島を結んでいるのは2つの大きな橋です。この橋のどちらかを必ず渡って2つの島を往復することになります。交通機関は観光の場合、ほとんどがタクシーになります。日本のように電車や近距離圏内の路線バスなどはありません。庶民の足となる「ジプニー」は上手く使えば安く移動できますが、観光でいらっしゃる方はほとんど利用されていません。
 
少し「ジプニー」について詳しく見てみましょう。

セブ・マクタンでは日本の方が思い描くような路線バスはなく、かなりダメージの有る中古車改造して利用しているジプニーがあるのみです。またジプニーは無数に運行しており、「始発、最終の時間、本数・運転間隔」などは、存在しないような形で運用されております。大まかな路線としては主要なエリア(SM,アヤラなど)を結ぶものなどがありますが、バス停のような決まった乗り場はなく、自由に乗り降りする形です。道端で手を上げて乗車し、初乗り7ペソ(約20円)で乗車することができます。距離によって課金される額が異なりますが、タクシーより値段だけで見れば圧倒的に安いことになります。

ただし、路線は目的地の土地の名称がわからないと使えないため、(例えば「新宿駅東口行き」のような意味合いで「アヤラ行き」のようなことがジプニーの車体に書かれていますが、その場所の名前がわからないと使えない)観光客のほぼ100%が利用していないのが実情です。また車体には窓が無いため、信号待ちなどでスリやひったくりの被害に遭うケースも稀に見られるため、特に「観光客っぽい」格好で乗車すると少し浮いてしまい、安全面に不安が伴います。運賃は安いながら乗り方や安全面を考えると、現地の旅行会社としては利用をおすすめしておりません。塗装が非常に派手であるため目を惹きますので、滞在中は是非色々と見比べて楽しんでみてください。ちなみに、マクタン島は小さなジプニー、セブ島では大きなジプニーが運行しています。車の大きさにも注目してみると面白いと思いますよ!

夜間や比較的細い道、またプランテーションベイ、パシフィックセブリゾート、セブマリンビーチリゾートなどの中心地から少し離れたリゾートエリアなどでは、ジプニーやタクシーになかなか乗車できない場合があります。そういった際には「トライシクル」や「ハバルハバル」と呼ばれるバイクタクシーを利用する場面もあるかもしれません。

「トライシクル」は二輪のバイクの横にお客さんの乗る箱のようなものを設置して3輪にしたタイプのバイクタクシー「ハバルハバル」は通常の二人乗りをする二輪バイクタクシーで、いずれもマクタン島でよく使われています。現地の方も日常的に利用するこの2つのバイクタクシーは、初乗りが約25ペソ(約70円)ですが、観光客の方となると乗る前の交渉になり、たいていは50ペソ(約130円)前後が相場になってきます。どうしても使わなければいけない短距離の移動に向いてますので、無理して使ったり、長距離移動での移動ではおすすめできません。このため、基本的には前述の通り滞在中は全てタクシーでの移動となる形です。

マクタン島のビーチリゾートエリアには、たくさんのホテルが集中しています。プライベートビーチを有するホテルが立ち並び、マリンアクティビティーショップやダイビングショップなどもこのエリアにあります。

マクタンのリゾートから、中央の2つの橋を使って左上のセブ市内中心部へ移動するには、タクシーで約1時間、片道350ペソ程度(約1,000円)のタクシー料金がかかります。SM(シューマート)までは約45分、片道250ペソ(約675円)がかかります。

近年は時間帯によって渋滞が発生することもあり、また各モールのタクシー乗り場では車を待つ行列ができてしまうこともありますので、時間には余裕を持って移動してみてください!