現地発信!セブ島観光アンテナ

セブ島在住の旅行会社社員2人が綴る、セブ島観光最新情報。美味しいレストランや面白い催しも取り上げています!!

セブ・マクタンで体調を崩した場合の対処方法

セブ・マクタンでのリゾート滞在!年に数回しかできない特別な時間だと思いますが、気候や食べ物の変化により残念ながら体調を崩してしまった・・・ということも残念ながら考えられるかと思います。そんな時、日本と異なる環境の中でどのように動けば良いのかわからず、部屋でただただこもってしまう方もいらっしゃるようです。ただもちろんセブにも病院や各医療機関が存在しており、受診、治療を行ったほうがより早い回復が見込めます。

大きなホテルは日本人スタッフがいますので、いらっしゃる場合にはまず日本語で落ち着いてご相談されることをおすすめします。日本人スタッフがいない場合でも日本語が少し話せるスタッフや、意思疎通ができる人がいる場合も多いので、まずはホテル内で対処できる範囲の問題であればフロントなどで問い合わせてみることをおすすめします。またこういった場合は、現地旅行社の緊急連絡先やガイドなどに連絡を入れてください。旅行会社のスタッフはこれまでに同じようなケースを対応している場合がほとんどですので、置かれている状況下で最善の対策を取れる可能性が高くなります。

各ホテルには一般的な風邪や腹痛、食あたりなどに効く薬が常備されていることがほとんどです。また大きなホテルには施設内にクリニックがあり、看護師さんが勤務している場合もあります。こういった場合、医療室で休むことができる他、客室内で診療を受けることができる場合もあります。また、これは病気だけでなく怪我の場合にも同様の対処となります。ですので、まずは宿泊施設の医療機能を利用してみることをおすすめします。

また旅行前に普段服用している常備薬があればそれを服用して下さい。海外旅行ではいつもの生活と大きく異る非日常の環境に置かれます。そのため、いつも普通にできていることができなかったり、忘れてしまったりすることが多々あるものです。例えば1日3回飲んでいる薬があるとしても、飛行機に乗ったりツアーに参加したりと、時間が外部の環境に左右されることもあるので、常備薬に関しては意識的に摂取してくことをを心がけてみてください。

現地での食あたりや食中毒の場合は激しい嘔吐と下痢が続くので、現地の病院で処方される方が良いでしょう。脱水症状になりやすいので、ミネラルウォーターや吸収の良いゲータレードなどで水分補給を十分して下さい。その上で病院に行く際ですが、この段階でもまだホテルでのアシストを受けることができます。病院の確認と向かい方、タクシーの手配などを行ってもらうことができますが、多くの場合問題となるのは現地到着後、院内での医療英語が全くわからないケースです。

フィリピンではほとんどの方が英語を話すことができますので、外国人に対しての治療の場合は英語での治療説明が行われます。しかしながら「白血球」や「検便」、「薬の名前や効能」などなど、日常生活ではそこまで利用しない医療英語をすぐに理解できる方は多くないと思います。そんな場合に備えて、セブ・マクタンでは2つの方法で日本人に対する医療が考えれられています。

1つはパッケージツアーで申し込んでセブにいらっしゃっている場合は、担当ガイドに相談することです。実際に病院に帯同してもらうこともできるケースが多く、英語かビサヤ語から日本語に翻訳して伝えてくれます。また手続きの代行や、支払いの方法などについてもアシストしてくれるので、強い味方といえるでしょう。

もう1つの方法は「ジャパニーズヘルプデスク」に問い合わせることです。ジャパニーズヘルプデスクとは、日本人専用に対応を行うフィリピンにある専門機関で、セブの「セブドクターズホスピタル」内、「チョンワホスピタル」の隣の「ロビンソンサイバーゲート」の4階に各ホテルがある他、マクタンの「マクタンドクターズホスピタル」内には派出所のようなカウンターがあります。

【セブ、マクタン(ラプラプ市内)にあるジャパニーズヘルプデスクの連絡先】
(全てジャパニーズヘルプデスク直通・フィリピン人が受ける場合があります)

セブドクターズホスピタル
032-318-6507

チョンワホスピタル
032-318-6057

マクタンドクターズホスピタル
032-318-6063

月〜金 9時〜18時まで
土   9時〜12時まで

ジャパニーズヘルプデスクでは
・受診、検査等の予約手配
・院内でのご案内(検査や薬に対しての案内)
・受診時の簡単な通訳

を行って頂くことができます。

また、セブ・マクタンでの医療機関受診は急な出費となるため、クレジットカードでのお支払いを希望される方が多くなります。お持ちのカードブランドを事前にジャパニーズヘルプデスクへの電話の際に伝え、利用可能かどうか確認しておくとよりスムーズに、安心して対処できるようになります。

海外旅行保険に加入されている場合には、ジャパニーズヘルプデスクのサポートでの診察、検査、処方薬、入院治療等のキャッシュレス受診が可能な海外旅行保険会社があります。

もしこの記事を渡航前にご覧いただけているようであれば、キャッシュレスで医療機関を受診することができるため、以下のいずれかの保険会社の海外旅行保険に加入されると良いと思います。(海外旅行保険加入は任意ですが、万一のケースを想定して加入を強くお勧め致します。)

・あいおいニッセイ同和
・ジェイアイ傷害保険
・富士火災・朝日火災
・日新火災海上
・三井住友海上
・エース保険
・ソニー損保
・セコム損保
・AU損保
・AIU保険
・エイチ・エス損保
・損保ジャパン日本興和
※クレジットカード付帯保険もご利用可能です。
※企業保険(ヘルスケア)も対応可能です。

詳しい制度につきましては変更がある場合もありますので、
必ず直接お問い合わせ下さい。

キャッシュでのお支払いの場合、病院の支払いはペソ払いなのでペソ現金を用意して病院に向かってください。海外旅行保険に加入している方は全てのレシートを取っておき、病状が落ち着いたら保険会社に報告してください。又、まれに蚊を媒体とした「デング熱」や「マラリア」にかかることもありますので、朝夕は薄手の長袖を着たり虫除けスプレーを使用したりして、蚊に刺されない様に肌を保護してください。万が一「デング熱」の可能性がある場合は日本から持って来たアスピリンを含んだ解熱剤は使用しないで下さい。抗血小板作用があるため出血した場合に止まりにくくなる可能性があります。

*デング熱についての情報 http://ja.wikipedia.org/wiki/デング熱

セブ、マクタン(ラプラプ市内)にある病院の連絡先
(通常は連絡することはありませんが、
入院されている病室などに電話を繋ぎたいときなどに利用します。)

Cebu Doctor’s Hospital
(032)-253-7511/2964

Chong Hua Hospital
(032)-254-1461/1481

Mactan Doctor’s Hospital
(032)-340-3721/28

まずはホテル内で対処できるかどうか、それが難しくなったら病院へ。日本でも同じことではあるのですが、セブ・マクタンは日本とは全く違う場所ですから、こういった情報を事前に得て渡航されると、より良い滞在になるかと思います!